建物の要件は…⁉︎
土地の候補はある程度決まった…。(記事「やっぱり住むなら海の近くでしでしょ…⁉︎」参照)今度は、建物について、検討していく。考えているのは、こんな要件…
<建物>
- せっかくなので、こだわりを反映した注文住宅にする
- 工務店ではなく、大手ハウスメーカーもしくは建築事務所に依頼する
- リビングが広く、概ねリビングで家族が集まることを必須とする
- リビングの開口を広くとり、日当たりいいスペースとする
- リビングを通り、それぞれの個室へ上がるなど、家族の接点を増やす
- 収納が多く、部屋には物を極力置かないようにする
- 将来的に子どもが二人担っても大丈夫なように、子供部屋を2つとする
- バルコニーやテラスなど、心休まる癒しのスペースを持つ
- 予算は、3000万円内(理想は2000万円内)
(記事「何処に住み、どんな家を建てるか…⁉︎」参照)
果たして、予算内でこんな家ができるのか…相場感も全くない状態…。わからないなら、調べるしかない…ということで、近くの住宅展示場を全て回り、情報収集することにする…
まずは、「積水ハウス」だ。業界最大手であり、展示場内でも一際重厚感が漂う…
ハウスメーカーの現地見学会でチェックすべき5つのポイント!
いよいよ、ハウスメーカーに提案を依頼する…
「積水ハウス」の提案・見積は、やっぱり殿様だった…
展示場内に入ると、まず受付の女性が出迎えてくれ、和室に通される。そこで、アンケートをまず、記入することになる。 内容には、
- 氏名
- 住所
- 現住居の形態
- 勤務先
- 年収
- 希望敷地坪
- 希望建て坪
- 希望間取り
- 希望地域
- 自己資金
- …etc
など、結構デリケートなことまで、突っ込んでくるなぁ…。きっとこれで、客を見定め、担当を決めるんだろうなと思いつつ、正直に答える…。 アンケートを提出し、その後、出て来た営業は、恰幅のいい男性だった…。40歳くらいだろうか…。その中年は、アンケートを眺めながら、質問をしてくる…
「希望地域は、辻堂とありますが、すでに土地はお持ちですか?」
「敷地坪が40坪とありますが、広いところが希望ですか?」
「建ぺい率、容積率はどの程度でお考えですか?」
…etc
心の中では、
「土地なんて持ってねぇよ!普通は持ってるの!?」
「こっちは、一坪がどれくらいの広さかもイメージついてねぇよ!」
「建ぺい率? 容積率? なんのことだか、サッパリわからん(T ^ T)」
と、イラつきながら…「すみませんが、全くこれから勉強するので色々教えてください…」とお願いする…
隣の妻の顔をそっと覗くと、妻も明らかにイラついている…その中年が、我々を見下したように、教えてくれたのだが、建ぺい率・容積率とは以下の通り…
建ぺい率・容積率のイメージ
「建ぺい率」とは敷地面積に対する建築面積の割合です。建築面積とはおおよそ1階の床面積と同じですが、壁と屋根付きの車庫も建築面積に入ります。「容積率」とは敷地面積に対する延べ床面積の割合です。この2つによって、敷地に対する建物の広さの上限が決まります。例えば敷地面積50坪、建ぺい率60%、容積率80%の敷地で2階建ての家を建てる場合、建築面積(≒1階床面積)の上限が30坪、延べ床面積の上限が40坪となります…
そう…、我々は、この「建ぺい率」「容積率」も知らぬまま、家を建てようとしていたのだ…
その後、中年営業は、一通り展示場を説明してくれた。積水ハウスは、鉄骨も木造も両方やっているらしいが、その展示場は鉄骨だった。リビングの一面が全て窓になっていて、それは鉄骨だからできるのだと説明してくれた。 まさに、我々が考える、広いリビングと広い開口を適えるものだと思いつつも、中年営業のニヤけ顏が、どうも好きになれない…。中年営業は、我々を冷やかし客だと認識したのだろうか、面倒くさそうにそそくさと説明を終え、積水ハウスの展示場を後にする…
展示場を出て、妻に「どうだった」と聞くと…
妻:「なんか偉そうでムカつく…」
と一言…(汗)私以上に、イラついていたのでありました…(ー ー;) 妻が、「しかも、名刺の裏見た?」と聞くので、名刺の裏面を見てみると、そこには中年営業の自己紹介文が…
出身大学:慶應義塾大学
趣味:…
年齢:28歳
…
私:「28歳!!!?」
妻:「そうなの、見えないでしょ!!」
妻:「28歳のお腹じゃないでしょ!!」
妻:「ムカつくよね 家建ててから偉そうにしろっつーの」
と、妻の怒りは収まらないのでした…
さすがは、業界最大手。我々ごときは、「お呼びでない」という感じでございました…
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<推薦図書>
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書籍名:絶対に後悔しないハウスメーカー選び
著者名:市村 博