注文住宅で家を建てる!

土地探しから、ハウスメーカー選び、間取りなど…いろいろ、家を建てるまでの軌跡


「ダイワハウス」は、他社批判…(ー ー;)

ダイワハウスは営業マンが他社批判…⁉︎

最後に訪れたのはダイワハウス…。ダイワハウスは「ダイワマン」や竹野内豊の面白CMで有名なので、なんとなくモデルハウスにも入りやすい…

 

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早速入ると、出て来たのはベテランらしき営業マン…関西訛りがある…また関西人か…と思いつつ、展示場内を案内される…(記事「「住友林業」は、大阪商人⁉︎」参照)。この営業マン、富山出身らしく(一応関西圏か…)、こちらに赴任したばかりという…この富山男が、聞いていて嫌になるくらい他社批判だったのだ…

 

「どこかはわからないですが、蔵収納って腰をかがめないといけないからですねぇ…」
「どこかはわからないですが、木は木ですからねぇ…」
「どこかはわからないですが、コンクリートの上で生活すると膝にきますからねぇ…」
「どこかはわからないですが、屋上の撥水とかいって、雨漏りしますからねぇ…」
「どこかはわからないですが、最大手とかいって、値段が高いですからねぇ…」

 

一通りのハウスメーカーを見て回った我々としては、だいたいどこのことをいっているのかも、察しがつく…いちいち、「どこかはわからないですが、」という枕詞も鼻につく…。隣の嫁の表情を見ていると、「ダイワ」はこれでなくなったな…(-_-)

 

ダイワハウス」の特徴は、強いて挙げれば、2つだと思う…

 

  1. 一つは、xevoという制振性の高い鉄骨造であり、天井高が高い=2.72mことが開放感を生み出すということ(通常の住宅は、だいたい2.4m)…
  2. もう一つは、外張り断熱を業界で初めて採用したということ…

 

確かに他のハウスメーカーに比較すると、天井は高い気がする…が、言われてみなければわからないものである…

 

積水ハウス」は殿様だった…
ミサワホーム」は、押しが弱い…
住友林業」は、大阪商人…⁉︎
へーベルハウス」は自信過剰…

 

外張り断熱とは…⁉︎

2つ目の外張り断熱をより詳しく解説すると、ハウスメーカーでは、

 

  • 耐震性の観点
  • 木造建築の職人(大工etc)現象の観点

 

から、木造建築から鉄骨建設に移行している感がある。これは、阪神淡路大震災東日本大震災の影響もあり、耐震性の高い構造・建築が家づくりには求められるが、大工などの職人が減少していることもり、優秀な大工を確保することが困難になっている(コストがどんどん上がっている)状況にある。ハウスメーカーは、こうした状況下において、標準的に大量生産できる鉄骨にシフトしているのだ。これは、家づくりの工業化が進んだと言っていい…

 

で、鉄の一番の欠点は、熱を通しやすい性質にある。これは、火事などで火が回りやすい(高温になりやすい)というのもそうではあるが、日常的には、断熱への影響が一番大きい。夏は鉄を通して熱を室内に伝えやすく、冬は鉄を通して冷たさを室内に伝えやすい…。特に、冬の冷たさは、鉄を通して室内に結露を発生させやすくなってしまうのだ。これは、室内に結露を発生させるだけではなく、外壁内や断熱材内も同様であり、壁の中で発生した結露がカビとなり、腐り、建物自体の耐久性を損なう可能性がある…。ダイワハウスは、この欠点をいち早く解決し、鉄骨の外側(内側も)に断熱材で囲い、外からも中からも熱・冷気を鉄を通して伝わらないようにしたのだ…

 

それは、それで理解はしたが、やっぱり他社批判をする営業には、気持ちが動かない…そして、ここも工業化か…と、セキスイハイムに訪れたときと同じ印象を持ち、モデルハウスを後にする…。一応、妻に感想を聞くと…

 

「感じ悪い…」

 

と一言…。木造派の彼女にとっては、鉄骨の時点で後ろ向きだったのが、鼻に付く営業の対応が後押ししたようだ…(ー ー;)

 

セキスイハイム」は、まるでロボット…⁉︎
ダイワハウス」の提案・見積には、たいした驚きも無く…
ハウスメーカーは、結局営業マン次第なのではないか…

 

<推薦図書>

樋口会長と村上社長のトップ取材、大和ハウス工業の創業時からこれまでの歩み、大和ハウス工業のDNAを受け継ぐスペシャリスト7人衆のインタビュー、さらに企業・業界を知りつくした専門家の記事をプラスし、盛りだくさんの情報を掲載。グループの全体像や組織図、役員の略歴、ここ10年間の業績推移、採用情報など、大和ハウス工業の企業データが付録され、この一冊でこれまでの大和ハウス工業の歩みと今、そして未来像が一目でわかります…

書籍名:大和ハウス工業 (出版文化社新書 リーディング・カンパニーシリーズ)
著者名:長谷川 誠二 / 池上 博史