注文住宅で家を建てる!

土地探しから、ハウスメーカー選び、間取りなど…いろいろ、家を建てるまでの軌跡


断熱性・遮音性 〜いい家には1年中居心地いい季節が住んでいる〜

最新仕様を適材適所に…

前回の講座で高断熱にするメリットを取り上げましたが、ここでは具体的に断熱性能を高めるための工夫と注意点を、また外部からの騒音を防いだり、室内の音を伝えないといった遮音性についても学びましょう…

 

空気環境・ユニバーサルデザイン 〜小さな子どもも、お年寄りも心地よく〜
省エネ・創エネ 〜住まいの性能UPで無理なく快適な暮らしを〜

 

高断熱住宅のポイント…

前回の講座の通り高断熱住宅のメリットは様々ですが、住まいの高断熱化には注意しなければいけないことがあります。家の中で一番熱の出入りの多い窓の性能を高めることは大きなポイントの一つです。また、家全体が断熱材ですっぽり覆われるようにして、性能の弱いところを作らないことが重要です…

 

家の基本構造 〜いい家は見えないところが丈夫です!〜
ハウスメーカーの現地見学会でチェックすべき5つのポイント!

 

f:id:nue0801:20190104155857j:image
f:id:nue0801:20190104155903j:image

 

夏涼しく、冬暖かく。家じゅうをぐるりんと包んで断熱しましょう。柱や梁、床根太などの構造材の部分は断熱の弱点になりがちです。そういう部分は、影響が出にくい配慮が必要です。きちんとした断熱設計は「夏は遮熱、冬は断熱」に効果を発揮します…

 

f:id:nue0801:20190104155923p:image

  

断熱材の種類…

一口に断熱材といってもその種類は色々あります。ではどの断熱材が一番優秀なのか?という事が時々話題になったりしますが、実はこれを使えば大丈夫という万能なものは存在しません。使用する場所によって断熱材の種類を変える事が大事なのです。例えば複雑な形のところには硬いボード状のものより、柔らかいマット状のもののほうが柔軟に対応できるため適しています。また、湿気が気になる床下にはより湿気に強い発泡樹脂系にする等、様々な要件を踏まえて材料を選ぶ事が重要です。

 

で、結局のところ構造は、鉄骨と木造のどっちがいいの?
住宅建築費をどのように下げるか…⁉︎
着工から2ヶ月も経つと…⁉︎

 

f:id:nue0801:20190104155947j:image
f:id:nue0801:20190104155939p:image

 

外部からの遮音性を高めるポイントは開口部(窓)です。外壁の遮音性がいくら良くても窓の遮音性が悪いと意味がありません。窓の遮音性は気密性と大きな関係があり、気密性に優れたエアタイトサッシは遮音性が高くなります。さらに遮音性を高めたい場合は2重サッシもおすすめです。また家の中の音としては上階からの歩行音や、トイレ等の排水音が特に気になるものです。上階の床の構造を重いものにしたり、排水管に遮音シートを巻きつけたりして対応しましょう…

 

ハウスメーカー各社から提案・見積を受け感じたこと…
ハウスメーカーを一巡してみて…《偏見による主観評価》
空気環境・ユニバーサルデザイン 〜小さな子どもも、お年寄りも心地よく〜

 

f:id:nue0801:20190104160020j:image

 

屋外の音が気にならない室内音環境を実現します。

独自の複合構造を持つ「ダインウォール」「エコルデックウォール」。外壁材、空気層、断熱材、せっこうボードなどを組み合わせて一体化することで、優れた遮音効果を発揮します…

 

f:id:nue0801:20190104160043j:image
f:id:nue0801:20190104160050j:image
f:id:nue0801:20190104160046p:image

出所)積水ハウス「sumai smile」

 

f:id:nue0801:20190104160054j:image

 

<推薦図書>

1980年代より高断熱・高気密住宅を設計、定期的に海外への視察や調査し、常に最新のエコ住宅を日本の紹介・実践してきたエコ住宅設計の第一人者である同氏による、最新書籍。ベストセラー「外断熱住宅が危ない」をもとに、より理解しやすいようにオールカラー化するとともに、改正された平成25年省エネ基準に対応するほか、東日本大震災後のエネルギー事情を踏まえた内容に加筆・修正。同氏の最新事例も掲載している。

書籍名:最高の断熱・エコ住宅をつくる方法 カラー最新版
著者名:西方 里見