ミサワホームの体験型施設…
今のところ、一番惹かれている「ミサワホーム」の営業マンからお誘いを受け、高井戸にあるミサワホームの体験型施設に行ってきた…
「ミサワホーム」は、押しが弱い…
収納 〜収まりのいい住まいとは…⁉︎〜
「ミサワパーク東京」という施設名らしいが、京王線の高井戸駅から10分ほど歩き、環八沿いにある。オフィスも兼ねていると思われるが、デザイン性がやはり高く、モダンな建物である。中に入ると、受付の女性に誘導され、ミニシアターのような場所に通される。見学会というイベントだったため、20組くらいだろうか…多くの購入予定者が集い、まるで久々に社会科見学にきた気分になる…
オリエンテーションホール
そこでは、簡単なミサワのポリシーや、住まいづくりの基本的な考えについて、見せられる…。なんだか洗脳みたいだなと思いつつも、ただただ、ただただ見る…
生産品質システム・オーナーサポートシステム
続いて連れられたのは、ミサワの補償制度や品質管理、リフォームなどのサポートについて説明するコーナー。建築前から建築後60年後まで記載した年表の前で、説明を受ける…。他の客が感嘆している様子を見ていると、(ひねくれているが…)なんだかサクラのようにも見えてくる…
住まいの基本技術
次は、技術的な取り組みについてのコーナーだ。ミサワが手がけているという南極の昭和基地の模型があり、如何に断熱が優れているかを強調される。そして、木・鉄・コンクリートを比較したコーナーでは、実際に強度や耐火性を測ったりして、実感が湧く…。超短あるが、やはりミサワは「木」押しなのだ…。極め付けは、木造軸組工法・2×4(ツーバイフォー)工法・木質パネル工法を実際に震災に遭ったと仮定する実験がなされ、木の変形や留め具が外れていくシーンを見せられる…当然、ミサワの木質パネルは変形しないのだが…(ー ー;) そして、釘や金具を使わないミサワの木質パネル工法の接着技術を紹介するコーナーでは、接着剤をつけた大型バイクが天井から吊り下げられ、接着力を強調される…
家の基本構造 〜いい家は見えないところが丈夫です!〜
で、結局のところ構造は、鉄骨と木造のどっちがいいの?
住まいの地震対策
最後に行ったのが、地震対策のコーナーだ。ここでは、まるで遊園地にあるようなゴンドラに乗せられ、東日本大震災と同等の震度を体感させられる…。私なんかは震災を思い出し、気持ち悪くなってしまった…(-_-) そして、その後に、ミサワの制振装置「MGEO(エムジオ)」の紹介を受ける…
そこから先は、自由行動になり、デザインコーナーやらスマートハウスのコーナーに各々別れて見学する…。一通り見学してみての感想は…
お金かけてんなぁ…(ー ー;)
といったところだろうか…もちろん、思想やサポートや、耐震・耐火・断熱に対する技術的な取り組みはよくわかり、勉強にもなり、すごいとも思った。だが、それよりもなによりも、この施設を作るのにいくらかかったんだろうか、とかこの施設を運営するのにランニングコストがいくらかかるんだろうか、といったこと…それから、裏手に3棟あるモデルハウスのうち、1棟を見学する。
耐震性 〜震災から家族を守るために!〜
耐久性 〜末永く住める家にするために!〜
モデルハウス
そのモデルハウスは、
- リビングは無垢材を使っていて、テラスまで木材は同じ方向に張られ、室内外がまるでつながっているかのような一体感がある。
- 蔵を使い、1.5階の寝室、2階の子供部屋までが吹き抜けでつながっており、開放的な空間となっている。
- キッチンの裏にはパントリーが、浴室の奥にはサニタリーがあり、機能面でも利便性が高く、そしてオシャレな造りとなっている。
という「もう、このまま建ててほしい!」と思うくらい素敵だった! 構造見学よりも、やはり実物の見学は見ていて楽しいのだ…
「ミサワホーム」の現地見学会は、グダグダ&椀飯振舞い⁉︎
「ミサワホーム」の提案・見積は、やっぱりいい!
ハウスメーカーは、結局営業マン次第なのではないか…
「これをそのまま建ててほしいんだけど…」と質問すると、「これは、建物だけで5000万円は超えますよ…」と、そこは冷静な営業マン…なんとか、縮小してもいいので、これが建たないかなぁと未練が残る…一通り見学したので、いざ帰ろうとすると、営業マンが歩み寄ってきて、「この後、ご都合いかがですか?」と、声をかけてくる…聞くと、高級中華料理店で、懇親会が開かれるという…妻は「夕食を作らなくていいし、行きたい!」と即答…(ー ー;)
場所を新宿パークタワーに移し、言われたお店に行ってみると、そこには、購入者や購入予定者がずらりとやはり20組くらいだろうか…円卓を囲み、そこにはおそらく担当の営業だろうかが、同席している…様子を見ていると、どうも同じビルにある東京ガスのショールームの見学後のようだ…
懇親会が始まると、
- 飲み放題はもちろんのこと、
- 小籠包に、
- エビチリに、
- フカヒレに、
- 北京ダックに…
- …
挙げ句の果てには、
- マジックショーが始まり、
- 東京支社長の挨拶…
- 各支店長の挨拶…
- …etc
えっと…
- 今はバブル時代ですかぁ⁉︎
- これは、内定者の拘束パーティですかぁ⁉︎
と、(ご馳走になっておきながら…)言いたくなる…やっぱり、お金かけてるなぁ…さすがの妻も、「こんなことにお金をかけるなら、建物代を安くしてくれたらいいのに…」と、冷静に…非常に勉強になる 1日となりました…
<推薦図書>
住まいから幸せをはじめよう。20世紀後半から今世紀初めにかけて明らかになった「無限の成長神話」の限界。この限界を超えて「幸せな暮らし」を実現するために必要なものは何か。それは暮らしに携わる企業として、未来を真剣に考えようとするなら避けては通ることの出来ない課題です。この課題に対して、MISAWAデザイン未来塾委員会は、約50年後の日本で「幸せな暮らし」というビジョンを実現するために「住まい」が持つべき機能と役割を地球環境、日本の地理・歴史的条件、暮らしを支える地域のあり方、家族の多様化という多角的視点から検討を加えてきました。そして、すでに始めていること、今から準備すべきこと、未来のどこかでブレイクスルーしなければならないことをカテゴライズして構成してみたのが本書です。21世紀を生きる人々が「幸せな暮らし」に向かう第1歩を踏み出すための提案がここにあります。
書籍名:HEART and EARTH 未来の選び方: ミサワホームの本
著者名:ミサワホーム“MISAWAデザイン未来塾委員会