もっとシックかと思っていたが…
前述記事「内装・外装はもっとシックでよかった…」にも通づるが、我が家では、木調を活かし、比較的シックな家づくりを目指していた。経緯ありだんだんと明るめのテイストになってしまったのは、前述記事の通りだが、床材選びについては、加えて選択ミスだったと反省…
当初の想定では、1階リビングは木目調の強いアカシア、2階はトーンを変え、廊下と寝室はウォルナット、子供部屋は明るくメイプルと決めていた。前述の通り、1箇所を変えるとオセロのように、選択はひっくり返り、ウォルナットをやめてしまった…。
まず1階のアカシアは死守できたのは、本当に良かった。なので1階のリビングは木目調が濃く、節もしっかり出る床材の為、シックなスタイルを維持できた。ウッドデッキとの繋がりも板の方向と幅まで揃え、広々したリビングに仕上がったと自負している…
問題は2階だ…。子供部屋は明るくしたいという希望もありメイプルを採用した。これは子供部屋までもシックにする必要はないだろうと考えたからなのだが、子供が独立し、インフィルを変えることがないかが迷いどころだった…。妻とも話し合い、息子が独立するタイミングでは、きっと今の広さも必要なく、別の場所でマンションや賃貸に移るのもいいねという結論に…
で、残るは2階の廊下と寝室なのだが、当初想定していたのが、ウォルナットの床材…↓
とてもシックでいい感じ…だったのだが、残念なのは妻の心変わり…。どうも1階のアカシアとウォルナットは変わり映えしなく、シックというスタンスは変わりないもののもう少しトーンが異なる床材にしたいという…
で、選んだのが、このブラックチェリー…↓
サンプルを見る限りは、明る過ぎず濃過ぎずという印象だったが、これが想像以上に明るい。そして赤い。やはりサンプルの小さな板だけでは、部屋の大きさまで敷き詰めた印象を想像できず、これまた後の祭りなのでした…
<推薦図書>
「自然を守る」とは、ただ手を付けずに置いておくということではありません。森林は、定期的に手を加え、木を切り、新しい命を循環させていくことによって潤いと活力を得ていきます。戦後、国産材は伐採・製材・運搬などの費用がかさみ、これに代わる材として商社が外材を安く輸入するようになりました。そのため、国産材は高価なものとして、ほんの一部の方のみが国産の自然素材を家づくりに採り入れるようになりました。本書では、そんな時代の流れに疑問を抱いた著者が、「目の前にある山の木を使い、必要最低限のコストで木の家をたてたい」という“至極自然な発想”のもとに取り組んできた活動と想いを綴っています。日本の住宅のあり方だけでなく、自然そのものへの対し方を問う一冊です。