廊下やホールは極力小さく…
プランニングするとき、決められた敷地の中で、なるべく廊下やホールは小さくして、その分収納や部屋の広さにまわしたいものです。ポイントは「階段の位置」です。階段を家の端の方にもっていくと、2階の廊下が長くなってしまいます。またどうしても廊下をとらないといけない場合、ただ通るだけの廊下にせず、廊下収納をとると効果的です。今回は「廊下の少ないプランニングのコツ」を学んでいきましょう…
玄関・和室 〜あなたはおもてなし派? 使い勝手派?〜
家事動線・生活動線を考えた回遊性のある住まい
ゾーニング…
駐車場の位置が決まっている分譲地内の敷地になります。まずは玄関を近くに配置します。リビングにすぐ入れるようにする事で、廊下を少なくする、南東の公園を借景する事を考えるとLDKの位置は決まってきます。後は階段をなるべく中央に寄せる配置にする事で、廊下が少ない上に、気持ちの良いLDKのあるゾーニングの完成です…
効率的で動線のいいプランニング例
床はブラックチェリーは良くなかった…
1階平面図…
公園の景色をより楽しめるLDKにするために、キッチンの形や向き、ソファーの位置までも綿密に考えてプランニングしています。また玄関にはシューズクローク、畳コーナー横にリビングクロークをつくる事で収納量を確保し、LDKに物があふれないように配慮しています…
収納 〜収まりのいい住まいとは…⁉︎〜
人目を避けながら、景色を楽しむ…
2階平面図…
階段が建物の真ん中付近に配置している事で、2階の廊下を少なくする事が出来ます。後はそれぞれのプライベート空間を、眺望を活かせる配置にしています…
土地探しから注文住宅を建てる場合は、建物を先に考えるべし!
いよいよ間取りについて考え始める!
まとめ…
階段の位置によって2階の廊下が少なくなる事がご理解いただけたかと思います。また敷地内だけでなく、敷地外の状況をうまく活かすことで、より快適なプランにする事が出来ます。家を建てる際、まずは自分達の敷地状況をしっかりと把握しましょう…
家が片付く収納のあるプラン例
土間収納・パントリーを考える…⁉︎
<推薦図書>
日本人の住まいとは何か。「中廊下」という、これまでむしろ隠されてきた要素をテーマに、明治大正昭和にわたる日本人の住宅の間取りを調査し、時代々々の生活の知恵と工夫を探り、抽出する。