注文住宅で家を建てる!

土地探しから、ハウスメーカー選び、間取りなど…いろいろ、家を建てるまでの軌跡


ハウスメーカーは、結局営業マン次第なのではないか…

建物を積水ハウスにしなければならないのか…

我々にとって理想の土地が見つかった。だが、そこはハウスメーカーを選ぶ中で、見送った積水ハウスの建築条件付土地の為、必然的に積水ハウスに建物を依頼しなくてはならない。せっかく色んなハウスメーカーを見学し、ミサワホーム住友林業に絞り、そのデザインや木質感の家に惹かれていたのだが、その土地を選ぶのであれば、それが叶わないかもしれないのだ…。しかも、積水ハウスにはあまりいい印象を持っていない。最大手であることはもちろん安心感にはつながるのだが、展示場であった営業は、若いのになんだか偉そうで、好きになれず…そして、その提案も標準的なパッケージプランを出すだけであり、我々の要望を汲み取ってのものでなかった…。そして何より見積が高い…

 

この営業を担当から外す…

この土地がいい、という気持ちと、積水ハウスは嫌だ…という気持ちがありながらも、展示場であった若手営業マンに会い、分譲地の詳細を聞きたいと打診する。すると、思いもよらなかった返答が、

 

営業:「営業は、どうしますか?」

 

どういう意図か確認すると、積水ハウス内の営業ルールで、各展示場の営業が継続し担当するか、分譲地担当の営業が改めてつくかは、顧客の意向に委ねられるという…

 

妻:「それなら、現地に詳しい方に担当いただいた方が、互いにいいですね…」

 

妻ながら、さすがである…。反応が早く、そして賢明だ…(ー ー;)

 

この営業はできる…

こうして、我々は少なくとも、この嫌な営業マンから担当を変えることに成功したのである。あとは、積水ハウスがどれほど我々の要望を汲んでくれるのかが残る…。この嫌な営業から紹介を受け、現地近くの分譲地事務所に訪れると、定刻には事務所玄関で直立不動で立つ男性が…。年齢は40代半ばだろうか、各社ハウスメーカーの展示場には、若手の営業マンばかりだった為、やはりその身のこなしには余裕が感じられ、そしてスーツやネクタイ、靴などもスマートな印象である。席につき、軽い挨拶を済ませると、その営業マンが私に尋ねる…

 

営業:「ご主人は何のお仕事をされてらっしゃるのですか?」

私 :「なぜそんなこと?」

 

と聞きたところ、面白い回答が…

 

「お仕事の内容がある程度分かれば、お薦め出来る家のイメージが出来るからです。あくまでイメージですけどね…」


ほほう、面白いことをおっしゃるなと…

 

この営業マンに心酔する…

それから、実は積水ハウスではなく、ミサワホーム住友林業に惹かれていたことなど、建物や見積について不安があり、その点も確認したいと述べると、その営業マンはただひたすら我々の要望を聞き、けして自社の商品のことを語らない…。一通り、我々が要望を語りきったのち、その営業が一言…

 

「◯◯さんは、きっと木質感の高い、邸宅風住宅がお望みなのですね…」

 

そして…

 

「そうであれば、鉄骨でなく、当社にはSHAWOODという木造の商品もございます。」

 

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な、なんと…

 

私 :「以前の営業の◯◯さんは、そんなこと一言も言わなかったですが…」

営業:「申し訳ありません。本来良くないのですが、◯◯は鉄骨部門の担当な為…」

 

な、なんと…

 

私 :「それであれば、是非鉄骨との差を比較しながら、木造の話を聞きたいです。」

営業:「それと、予算については、現時点では各社見積は参考になりません…」

 

な、なんと…

 

聞くと、現時点での見積は、各社の戦略的意図によりいかようにも操作でき、それこそ建物の形状、屋根形状、内装のグレード、床材等のグレードを一つ変える度に見積は変わる為、参考にしないほうがいいとのこと。要は、最初に高く出しておいて、徐々に引いていく会社や、最初は低く見せておいて、徐々に上げていく会社など、それぞれ会社のスタンスや営業のスタンスによって、あるらしいのだ。

 

営業:「まずは要望を全て適えた時にどれくらいかかるかを見積りましょう。」

営業:「で、それからは互いの努力です。」

営業:「私は、仕入れや社内キャンペーン等の値引きを最大限頑張ります。」

営業:「◯◯さんは、何を重視するのか優先順位を明確にしましょう。」

営業:「予算は、最終的には、皆さんなんとかご納得されますから…」

 

もう、我々はこの営業に心酔なのである…。

 

続く…

 

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