生活動線を意識した間取り…
住み心地の良い家にするための重要な要素として、生活動線を短くすることが挙げられます。意外と見落としているのが、「着替える場所」を考えることです。ここをどこに配置するかで動線の長さが変わります…
一戸建ての場合、大体下記2パターンが多いです。2階建てで1階にLDK、2階に寝室という一般的な間取りの場合、寝室クローク(WIC)が着替え場所となると、動線が長くなりがちです。また洗面所が着替え場所となる場合は、衣類を置くスペースをどのように確保するのかが重要になってきます…
ではここからは実際の間取りで見ていきましょう。おすすめは洗面所の隣りに着替え場所を配置することです。これならば部屋着や子どもの制服を置くスペースも十分取れます。また今回の間取りでは、物干し場及び洗濯物をたたむ場所として利用する和室も近くに配置することで、動線が短くなる工夫を行っています…
着替え場所の提案、いかがだったでしょうか?今回の提案以外にもいくつかのパターンがあるのですが、取り入れていただいたお客様には喜んでいただいているケースがほとんどです。皆様も設計段階で、ぜひ着替え場所をどこにするか考えてみてください…
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著者名:ザ・ハウス