注文住宅で家を建てる!

土地探しから、ハウスメーカー選び、間取りなど…いろいろ、家を建てるまでの軌跡


そして、2階の間取りはこうなった…⁉︎

2階は生活空間…

間取りづくりもいよいよ大詰め。1階のコンセプトは開放的な空間を作りたいということで、広いリビング&ウッドデッキと開放的な階段を設けた結果、一般的には1階に位置付けることも多い風呂・サニタリーを我が家では2階に持っていく。この風呂やサニタリーも含めて、我が家では2階は生活空間として、寝室・個室・風呂・サニタリーを限られたスペースに押し込む形になる…

 

サニタリーをどこに位置させるか…?

で、我が家で揉めたのが、サニタリーをどこに位置させるかである…。土地の形状が南北に綺麗に位置し、加えてひな壇形状担っているため、南側は非常に日当たりがいい。私としては、このせっかくの立地を生かし、南側にサニタリー・風呂を配して洗濯、洗濯干し、取り込み、畳み、アイロンをサニタリーで全て行い、かつ夜や雨の日でもサニタリー内で洗濯物を干せることが、共働きである我々夫婦が効率的に生活することが有益だと考えたのだ(↓の図の感じ)。というのも、私自身が半年以上育児休業を取得しており、その間今のマンションでは洗濯機とベランダが離れており、何往復も洗濯物を干しに行くのが億劫だと思っていて、妻も同様に考えるだろうと思っていたからだ…

 

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こうすると限られたスペースを考えると、寝室もしくは個室を北側に配すしか選択肢がない。私としてはどうせ寝室は寝るだけのスペースなので、北側で十分だと考えていたし、子ども部屋となる個室も同様に考えていた。むしろ日当たりのいい寝室なんて寝苦しいとすら考えている…

 

一方、妻は真逆の考えだった。水回りを南側に配することがもったいなく、せっかくの日当たりは寝室・個室で活用したいという考えなのだ。特に子ども部屋は日当たりのいい部屋で、陽を浴びて育って欲しいという気持ちが強い。自分が小さいころ、そんなことは考えたこともなかったので、陽を浴びると成長するのか…という疑念はたっぷりとあったが、それは口にせず、生活導線の有益性を強調したが、議論は平行線を辿る…

 

ハウスメーカーの営業・設計士を目の前にして、なかなか恥ずかしいくらい激しい議論となったが、最期は妻から浴びた痛恨の一撃であえなく撃沈…

 

「どうせ洗濯なんてしないでしょ?」

「いやいや、育休中に洗濯したから、言ってんだよ…」

「仕事復帰したら、しなくなったじゃん」

「…」

 

以上、議論終了…という感じ…。結果としては、洗濯は妻がするので、その妻がいいと言っているのだから、黙りなさいとのこと…。こう言われてしまってはもう何も言えず、これにはハウスメーカーの営業も設計士も苦笑いするしかなかったようで、私を慰めてくれる。同じ男性・夫同士なにかしら通じた気がした瞬間であった…

 

個室の間仕切りを作るか…?

もう一つの大きな論点が、個室の間仕切りを最初から作るかどうかだ。注文住宅の流行りでもあるが、子どもの成長や独立にあわせて、その時期時期に応じて間仕切りを変えることができるらしい。スケルトン&インフィルと言うらしく、当然ながら家の構造自体を変えるには大規模な改修が必要なのだが、部屋の間仕切りを変えるのは材料費も含めて10万円程度で造作もなくできるというのだ。

 

確かに、今は子どもが一人しかいないので、個室は一つで十分であり、寝室を広く取ったり、それこそサニタリースペースにしたりということが考えられるのだ。また可動式収納という手段も一つある…

 

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非常に有益な考え方だなと思ったが、我々としては、ここで決断した。

 

  • 二人ともが考えていた2人目を産もうということ
  • またその時々に考えることが大変そうだということ
  • 個室を区分しない期間も、無駄にドアだけが多くあること
  • 子どもたちが独立した時は、また別の暮らし(賃貸など)を考えること

 

と考えると、最初から個室を子ども部屋として2つ設けておくことにした。そして最期の最期までサニタリー案は議論をしたのだが、結果的には寝室に可動式の物干し竿だけを設置し、夜や雨の日も洗濯物が干せるようにはしておいた…

 

バルコニーを広くする…

最期の最期に論点になったのが、バルコニーだ。結局南側に寝室と個室(子ども部屋)が位置する間取りになったため、バルコニーはその全ての部屋から出られるようにして、第二のリビングとして、家族が繋がれるようになるといいねという話になる。私としても、息子や娘がいつまで語らってくれるかは不安でもあるものの(「パパ、覗かないで…」なんていつの日か言われるかもしれないが…)、発想自体は家全体のコンセプトでもあり、いいなと思った…

 

で、そう考えるとコストとの兼ね合いも出てくる。バルコニーで語らい合えるくらいのある程度の広さ(奥行き)を取ろうとすると、比例的にコストは上がってしまう。バルコニーでの語らいを諦めるか、コストをかけてでも広くするかの議論をしていたが、ハウスメーカーの設計士が第三の案を出してくれた。それが、寝室を少し狭くし、寝室に接するバルコニーだけ広くするという案。広く取ったそのスペースには、簡易な丸テーブルやチェアを置くことも可能であり、寝室を寝るだけのスペースだと考える私にとっては妙案だった。妻は寝室が狭くなることには渋々ではあったが、それでもコンセプトを考えると合意してくれた…

 

最終的な2階の間取りは…⁉︎

喧々諤々議論した結果できた2階の間取りも決着…。寝室内には、ウォークインクローゼットを配置し、2つの個室にはキャビネットも最初からつけ、これで収納も十分…。ということで、長く長く何度も何度も考え変えた間取りがようやく出来上がった。当初抱いていた希望とは多少変更はあったものの、コストや妻の考えを汲みしながら考えた割には納得度も高い…

 

さあ、いよいよ契約し、建築にとりかかるぞ!!

 

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著者名:主婦と生活社