注文住宅で家を建てる!

土地探しから、ハウスメーカー選び、間取りなど…いろいろ、家を建てるまでの軌跡


間取りはやっと決着!さあ建てよう!

辛く楽しい6ヶ月だった。

土地を決めてから約6ヶ月。やっとやっとやっと、間取りが決まった。注文住宅の魅力と言えば魅力なのだが、自由に決められるということは、逆に言うと全てを自分たちで決めなければならないということ…。本当に大変だった。何が大変かというと、夫婦といっても、もちろん個々に意見は当然異なるわけで、細かい点では小さな喧嘩も絶えなかった。今までの記事でも書いてきたが、

  • サニタリーは南側か北側か?
  • バルコニーの大きさは?
  • 吹き抜けは必要か?
  • 床材は?
  • 壁紙は?
  • 窓の位置は?
  • コンセントの位置は?
  • …etc

などなど、今思えばくだらないことも多いが、本当に迷い、議論し、喧嘩し、シミュレーションし、それでもいい家を建てたいが為に本当に楽しい6ヶ月だった… 

 

で、できたのがこんな間取り…↓

 

1階の間取りは…

1階の間取りはご覧の通り、スペースのほとんどをリビングとして割き、リビング窓を大きく6m取り、図にはないが、その外には広いウッドデッキ(横幅6.2m×奥行き2.5m)設け、リビングとウッドデッキ間の段差も無くし、広々とした空間になるように設計した…

 

リビング中心で生活したいというのが我が家の最大のコンセプトであり、そこには広さとお金を割いたのだ。こだわりのリビングの床材はアカシアとし、ウッディでトラディショナルな空間となることを期待したい。また玄関からリビングへの扉は大きな引き戸にし、開けば玄関からウッドデッキまで床材が一続きになるよう考えた。その床材の方向も一般的には縦横長い方向性に板の向きも流すのだが、我が家の場合、リビング岳考えると横に流すところを、玄関からウッドデッキまでを縦と捉え、縦方向としたのだ。

 

加えて、1階の天井には床と同じ方向に木板を貼り、さらにはベランダ裏、軒裏にも同様の木材を同じ方向にはり、ウッディ感・トラディショナル感を強調した。妻からは「そこまでやる?」とも呆れられたが、1階リビングだけはお金をかけてでもこだわりたかったのだ。今後一番時間を過ごすスペースであり、家族が集う場所だからこそ…

 

加えて、これもこだわりだったが、2階への階段はリビングを通らなければ上がれないようにした。いずれ子どもから反対意見もあるかもしれないが、家族の繋がりを意識するとリビングを通らず、2階へ上がれるようにはしたくなかったのだ。そして極力開放的な空間とする為、階段はスケルトン階段(板のみの階段)にし、階段の北側壁は一面の大きな窓とした。こうすることで光も取り込む非常に開けた空間となり、階段すらもリビングと一体した一つの空間としようと考えたのだ…

 

もう一つのこだわりは、収納だ。玄関から開き戸を開けると土間収納があり、土間収納からパントリー、キッチンへつながるように設計した。これで収納量を増やすとともに、生活導線の回遊性を高めたかったのだ。収納は一定必要だが、タンスや棚などは結局のところ収納の中身が見える為、生活臭が消しようがない。で考えたのは、もう収納は数カ所に大きな場所を取り、そこにほとんどの物を保管しようということだ。我が家の場合、1階の土間収納、パントリー、2階のウォークインクローゼットと個室キャビネットに全てを収めようとしている…

 

2階の間取りは…

一方2階は生活スペースだ。通常は1階に配置するであろうサニタリーや風呂を2階に全て押し込めた。これは1階をリビングだけにしたいということからだったが、結果的には個室や寝室の広さを犠牲にした格好だが、これでも十分満足である。個室は今後子どもが増えることも想定し、個室を2つ用意した。逆説的だが、結果としては夫婦で二人目をつくるかの議論に発展したのは、良かったと思っている。こういうことでもなければ、一人目だけでも大変な為、なかなか二人目に踏み切れなかったのかもしれない。で、子どもが不公平感を感じないように、個室は間取りも広さも対照とし、ベランダにも両部屋から出られるように、極力一緒にした…

 

2階で一番注力したのは、ベランダの大きさだ。寝室、2つの個室にまたがりベランダが広がるように設計した。ベランダから個室を覗ける状態は、子どもが大きくなったら、どう言われるかわからないが、できればベランダで一緒に語りたいとも思っている。その為、寝室を少し削りベランダの一部分の奥行きを広く取り、テーブルや椅子が置ける広さを確保した。勝手な夢物語かもしれないが、楽しみにしたい…

 

壁は?屋根は?

建築に入る為には、外壁と屋根までを決める必要がある。別記事でも書いたが、建築コストは、建坪の広さ、構造、外壁材、屋根材で概ね決まると言っていい。我が家でもここはコストを考慮に入れながら、検討し、喧嘩も多々あった箇所となる。結果としては、イニシャルコストだけではなく、メンテナンスや改修なども考慮に入れたトータルコストが一番安価に収まるよう考え、外壁材は積水ハウスの陶器素材である「ベルバーン」とし、屋根材も一般的に高価と言われる「瓦」とした。いずれもメンテナンスフリーと言われ、イニシャルコストは高価なものの、今後メンテナンスや改修が不要であることを考え、決着した。思えばここが妻と一番議論が激しかったかもしれない…

 

さあいよいよ建てよう!

間取りは決まった。キッチン、トイレ、風呂などの商品の最終決定や、外構、カーテンや照明の議論はまだまだ続くものの、積水ハウスとも土地契約と建築(仮)契約も済ませた。来週からは、土地をまた掘り起こし、建物位置を確定させ、地鎮祭などけじめをつけたら、いよいよ建築に入る…

 

さあ、建てよう!

 

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<推薦図書

あぁ!なんて大変、だけど楽しい…土地探しから、ローン、建築家探し…次々あらわれる試練!三角形という不思議なかたちの狭小土地でも、収納たっぷりの快適なお家ができたんです!家造り体験エッセイ。

書籍名:ドレスよりハウス 家を建てて一人前!
著者名:室井 滋