我が家のコンセプトは…⁉︎
家づくりも間取りが決まると、加速度を増し、具現化していく。夫婦間の協議も概論、総論では互いに合意していたことが、具現化、具体化していくと意見が食い違ってくるのは、家づくりあるあるではなかろうか…
ともあれ前に進むと、記事「こうして間取りはこうなった!」にも書いたように我が家の一番の特徴はリビングとなるだろう。玄関より入り、引き戸を開けると、玄関三和土からリビング、庭先ウッドデッキまで床材が続き、一体感を持たせるというのが、最大のコンセプトだ…
さすがに、リビング床材とウッドデッキ床材は合わせられなかったが、類似した木材と木材の幅を極力合わせ、一体感を醸成する。加えて、本来ならリビングを横方向に床材を流すのが一般的だが、このコンセプトがゆえに、玄関からウッドデッキまで縦方向に床材を流した。極めつけは、リビング天井裏と軒先にも木質柄を使い、リビング全体の木質感を高めたいと思う。イメージはこんな感じ…
ここまでくると、全部を無垢材を使ってやりたいところだが、さすがにそれは予算オーバーで…やむなく床は挽き板という無垢材を表面に薄く張った床材を使い、天井裏、軒裏は木目調のサイディングボードで妥協することに…。これでも、求めていた一体感や木質感は十分期待できる…
リビングの床材は何にする…⁉︎
で、リビングの床材を何にするかが、難題となる…。以下、様々な木材の特徴を記載すると…
<マホガニー>
ウォルナット、チークとともに世界三大銘木として名高いマホガニー。黄金のように輝く光沢と杢目(もくめ)の濃淡が描き出す縞模様が美しく、高級感あふれる上質なイメージで住まいを彩ります。とにかく高級感が漂う…
<ウォルナット>
マホガニー、チークとともに世界三大銘木のひとつに数えられるウォルナット。森が育む至宝とも言える美しい杢目(もくめ)と深い色あいがノーブルな印象を漂わせ、住まいを深みのある美しさで彩ります。とにかく、渋い…
<チーク>
マホガニー、ウォルナットと並び、世界三大銘木と称えられているチーク。その深みのあるしっとりとした光沢は、重厚感がありながら優美な趣を醸し出し、気品に満ちた雰囲気で空間をつつみこみます。落ち着きと明るさを兼ね揃えている木材…
<チェリー>
高級家具にふさわしい銘木として世界的な名声を得ているチェリー。木肌はなめらかで、淡い赤みのある色あいが華やかな表情を生み出し、上質感あふれる趣を住まいに漂わせます。綺麗で明るいが、ポピュラーといえばポピュラー…
<メイプル>
カエデやモミジとして日本でもよく知られるメイプル。“木の真珠”と称されるほど木肌はなめらかで白く、絹のような光沢があり、ナチュラル感あふれる明るい雰囲気で住まいを彩ります。綺麗だけど、少し明るいかな…
<オーク>
威風堂々とした樹形からヨーロッパでは“森の王”と呼ばれるオーク。その学名はQuercus(クエルクス)と言い、ラテン語で「美しい樹」という意味です。木質感豊かな風合いが住まいに風格を醸し出します。非常に綺麗だがインパクトに欠ける印象…
出所)樹種の魅力を空間に|一戸建て木造注文住宅の住友林業(ハウスメーカー)
で、我が家が選んだのは…
で、様々な特徴を加味した上で、我が家が選んだ木材がこれ…↓
アカシア…という木材。アカシアはマメ科の植物。心材(幹の中央に近い部分)と辺材(幹の周囲に近い部分)の色の差が大きく、色の濃淡が楽しめるのがアカシアの特徴です。硬く、衝撃にも強い木材であることも知られています。とにかく、アンティークで渋い…
玄関三和土から、リビングまで縦方向に流れるこの濃いアンティークな木目が流れることを想像すると、楽しみでならない…
<推薦図書>
今すぐ真似したい湘南の住まいと暮らし、30の実例を写真とともに紹介します。