ミサワホームの現地見学会…
へーベルハウスに続いて、ミサワホームの現地見学会に行ってきた…。へーベル同様に、建築現場1件、入居済宅2件のスケジュールである。待ち合わせは、住宅展示場。バスに乗り込み、1件目の建築現場へ向かう…。ここまでは、へーベルの現地見学会と同じであったが、その対応が全く異なる…
へーベルでは、営業マンや受付が大人数集まり、出迎え・見送りするのに対し、ミサワでは、(おそらく)入社1〜2年目の若手4名でこの見学会を運営する…(記事「「へーベルハウス」は、まるでホストとキャバ嬢…⁉︎」参照)バスの中では、ミサワの構造などの説明を営業が行うが、その説明がグダグダ…建築現場近くに、バスが停車できなかったようで、バスの運転手と口論に…結果、建築現場から離れたところに停車し、20分も歩く羽目に…。この辺りから、客もイライラし始める…
建築現場は、ミサワの売りでもある木質パネルのモノコック構造の建物…パネルだけで組み立てらてた構造は、説明を受けていた「耐震性」「高気密」「高断熱」の納得感を高めてくれる…(記事「「ミサワホーム」は、押しが弱い…。」参照)
「ミサワホーム」は、押しが弱い…
収納 〜収まりのいい住まいとは…⁉︎〜
で、また20分かけてバスに戻る…。建築現場が寒かったせいか、数名の客が近くのホームセンターのトイレに駆け込み、出発がまた遅れる…結局、バスが出発したのは、建築現場を出てから40分後…。いよいよ、怒鳴り出す客まで出る始末…(ー ー;)
そこから、2件目3件目の入居済住居にお邪魔したが、営業と客とにできた溝がヒドイ…。営業がいくら説明しても、話すら聞かない客まで現れる…。そして、お構いなしに、自分の見たい箇所だけ見て、すぐにバスに戻ってゆく…。せっかく見学に自宅を提供した施主にも、申し訳ない気分になってくる…。
ミサワは、入社1〜2年目の若手に対し教育の一環として、この見学会を運営させているのだろうが、その考えには理解するものの、あまりにお粗末である…(ー ー;)
入居宅の感想を述べると、ミサワの売りである「蔵」は非常に小さく、これであれば「小屋裏」でいいんじゃないかと思えるくらい…。住宅展示場であるような大きな「蔵」を取り、その上をスキップフロア(1.5階)にし、つながりのある空間ではけして無い…。おそらくであるが、大きな「蔵」を作ると、その分だけ建築費が増すため、優先順位が下がるのであろう。作るとしたら敷地・建物の広さに余裕がなければならないし、建築費にも余裕がなければならないのだと、推察する…
その接待費分安くしてくれ…
帰りのバスは、まるでお通夜のよう…客の多くは、イライラを隠せず、営業マンの説明には誰も耳を貸していない…。で、バスが向かった先はというと、飲食店…昼食はなんと懐石料理という…。昼食付きとは聞いていたが、弁当が配られるだけかと思っていたため、これには客も大喜び…なんとも現金なもんである…。到着した飲食店では、それぞれの客の担当営業がお出迎え…。提供されたのは、豪華な豪華な懐石料理…。営業と相席にて、食事をとりながら、フランクに商談がなされる…。そして、最後にお土産にボトルワインまでふるまわれる…
やっぱり、ミサワは椀飯振舞いなのである…。(記事「「ミサワホーム」は、お金の使い方を間違ってやしないか…⁉︎」参照)頼むから、グダグダな営業の人件費とこの椀飯振舞いな接客対応費の分だけ「蔵」を作る費用を安くしてくれ…と、言いたくなった1日でした…
「ミサワホーム」は、お金の使い方を間違ってやしないか…⁉︎
「ミサワホーム」の提案・見積は、やっぱりいい!
<推薦図書>
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著者名:市村 博